PMOになろうと考えている方の中には事前にやっておけることはないかと考えていませんか?
『PMOになる前にどんな準備が必要なんだろう?』
『PMOになる前に身につけておいた方がいいスキルは?』
この記事では未経験からPMOになった僕が感じた事前習得しておきたいスキルについてまとめます。
①資料作成、②プログラミング、③ライティング、④ロジカルシンキング、⑤英語
今回紹介する5つのスキルを持っていると、仕事をよりスムーズに進められます。
未経験からPMOになった僕が感じたものが参考になれば嬉しいです。
習得しておきたいスキル
PMOになる前に習得しておくと良いスキルは下記の5つ。
・資料作成
・プログラミング
・ライティング
・ロジカルシンキング
・英語力
前提としては最低限のコミュニケーション能力とオフィスソフトの利用経験は必用です。そのため、ExcelやPowerPointといったソフトを全く利用したことがない方はかなり難しいです。(ほとんどいないと思いますが)
今回挙げた5つのスキルは、より高いレベルでできればよかったものや身につけておけばもっとうまく立ち回れたと感じたスキルです。
PMOになる前に高いレベルで必要なスキルではなく、仕事を通して培うことのできるものも含まれています。
PMOの仕事を通して感じた必要なスキルについて5つ挙げます
資料作成(イメージを形にする)
まずは資料作成スキルです。
ほとんどの方がExcelやPowerPoint等のオフィスソフトを利用したことがあるはずです。そのため、簡単な資料作成はなんなくこなせるレベルの方が多いと思います。
PMOの仕事の中では、色々な会議用の資料を作成する場面が多くあります。仕事上、会話した内容やイメージを資料に起こして伝える必要性があるということです。
イメージを図や表を使って形にする力がかなり求められます。正解があるわけではありませんが、常にわかりやすい資料や伝わる資料が必要とされるわけです。
明確な数値や資格があるわけではありません。しかし、イメージを表現する場数やクオリティを求められる環境で指摘を受けながら資料作成スキルを磨いておくことは仕事に直結すると考えています。
イメージを図や表を使ってわかりやすく表現する力がより求められる。資料作成スキルのレベルを上げておく方が良さそう。
プログライミング
システム開発の現場に携わるのであれば、プログラミングスキルがあると有利です。
プログライミングは基本的にはコードを書いてシステムを構築していくこと。今回はシステム開発をしていた経験も含めてプログラミングとします。
システム開発の基本を知っていることや完成したシステムを確認することなど。開発経験があるとできる仕事の幅が広くなるので、現場では優先して確保したい人材と言えます。
資料作成スキルと少し重なりますが、仕事上Excelやスプレットシートを利用することが多いので、『JavaScript』から学ぶことをおすすめします。
スプレットシートではGoogle Apps Script(GAS)が利用可能です。GASは『JavaScript』をベースに作られているので、結果的に『JavaScript』を学んでおけば、両方のオフィスソフトに使えます。
さらに一つのプログラミング言語を理解すると、他言語の学習も進めやすいのでおすすめです。
欲を言えばシステム開発経験。最低でもプログラミング経験があったら良かったなと働き始めて感じました。
ライティング
次にライティングスキルです。
システム開発の現場に全く関係ないスキルに見えるかもしれません。メール作成、議事録、資料作成等の文章を書く上で、ライティングが重要な力だと考えています。
資料作成にも通じるところはありますが、仕事の中で文章で表現する事が多くあります。そして、言い回しや表現で相手が受け取る印象や理解に差が生まれるため、補足説明等を口頭でして解消することも多々あります。
そのため、意図したものがそのままの意味で伝わる文章が理想です。
補足説明でカバーできることも多いので100点の文章を書く必要はありません。それでも精度を高めておきたいという意味でライティングが必要な能力だと考えています。
ライティングも文章を書く場数と意見をもらう回数にかかっています。事前に伸ばすための努力をしておくことはメリットが高いと思います。
ライティングはPMOだけではなく、文章を書くどんな場面でも使えます。汎用性の高いスキルの一つと言ってもいいかもしれません。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングも重要です。
物事を分解して考える力。物事を整理して今何をすべきかを考える力。
PMOとしてプロジェクトを進める上で問題や課題が発生することは日常茶飯事。ひとつひとつ整理して今何をすべきかを判断し、タスクとして担当者にふっていく。
元から論理的思考ができる人かどうかという点も大事だと思います。一方で現場の状況や絡み合った要素を含めて考える必要があるため、全体像が把握できていないと思考を進めることも難しいと考えています。
事前に伸ばすことができれば現場でも即戦力となることは間違いなしです。また全体像を1ヶ月で把握してしまうような理解力があればより強力な武器です。しかしほとんどの場合は早くても3ヶ月くらいはかかると思います。
最終的にはロジカルシンキングは経験しかないと考えています。問題や課題をどれだけ解決してきた経験があるか。経験をもとに多角的な見方や発想、どうアプローチしていくかを考えることができます。
もともと高いレベルでロジカルシンキングスキルを持っていれば最高ですが、現場で食らいついて伸ばすしかない部分でもあると思っています。
英語力
最後に英語力です。
英語ができるとPMOとしてもより高単価な案件を狙えるます。(別記事でも紹介しています。)高単価案件は英語でのコミュニケーションを前提としているものがあり、英語で会話可能かどうかが求められます。
PMOとして案件を選ぶ上では英語ができるだけで選択肢の幅が広がります。
細かい部分ですが、ちょっとしたシステムのエラーメッセージを読む際も英語ができると楽です。エラーメッセージの多くはが英語で表示される場合が多いため、それを理解できるレベルの英語ができると仕事がスムーズです。
英語力を伸ばすには膨大な時間がかかりますが、義務教育の中で触れる機会が多いものでもあります。早い段階から英語力を磨いておくことは将来の仕事に繋がる可能性が高いです。
英語でコミュニケーションをとることだけで言えば、義務教育では不十分となることが多いです。留学やネイティブの方と会話で使える英語を身につける必要があります。
英語ができればより高単価な仕事を選択できる事が大きなメリットだと思います。
まとめ
PMOとして働き始める前に習得しておくと良いスキルについてまとめました。
プログラミング、ライティングについては資料作成時に繋がる内容もあります。またシステム開発経験があると先方からの評価も高く、できる仕事の幅が広くなります。
ロジカルシンキングは現場で揉まれるしかないと考えていますが、英語力については地道に長い時間をかけて身につける必要があります。
最後までお読みいただきありがとうございました。