未経験からスタートした僕の考えるPMOのキャリア

今回は未経験からPMOとしての働いている自分が考えるキャリアについてまとめます。

『この先どんなキャリアを積んでいく必要があるか?』

『PMOとして価値を高めるためにはどうしたらいいか?』

同じくPMOとして働いている方の中には同じことを考えている方もいるかと思います。結論としては4年目以降は要件定義または顧客折衝の現場を経験すること。

でんちゃん
でんちゃん

どんな経験実績を積んでいくのか、キャリアが報酬に直結するので考えて積み重ねたいところです。

市場価値調査でわかったこと

市場価値の調査をした際に、いまえている報酬額やこの先の見込み報酬についても話を聞きました。その中で一番感じたことは開発経験がないことが影響が大きいこと。

市場価値の調査については別記事にまとめていますので、コチラをご覧ください。

ここからは大きく4つに分けて掘り下げていきます。

①未経験

②3年の実務経験

③要件定義・顧客折衝

④開発経験・英語スキル

でんちゃん
でんちゃん

シンプルにどんなスキルがあるか、どんな仕事ができるかで報酬が決まります。

未経験

未経験からフリーランスPMOになる際の明確な相場はわかりません。しかし、未経験でも受け入れ可能な案件自体はあります。コミュニケーション能力や勉強意欲、課題管理の経験等があると評価される可能性が高いです。

未経験からPMOになる方向けの内容は別記事にまとめています。

この時点では今後のキャリアまで見えている方は少ないかと思います。まずはPMOという仕事に慣れていき、仕事を回せる状態になるための努力をする段階です。未経験でも受け入れる案件があるということは現場でのサポートも見込めますので、一つ一つ経験を積むことが大事です。

ちなみに僕が未経験からフリーランスPMOになった際は、単価が50万でした。この時は中小のエージェントを利用して案件を紹介してもらい、新しい分野への挑戦を始めた形です。

でんちゃん
でんちゃん

当時は未経験からにPMOになったばかりでしたが、月収も大幅に上がりかなり満足。

3年の実務経験

PMOとして3年の実務経験があると市場では評価されます。

2022年2月時点ではエージェントから65万前後の案件紹介が可能と聞きました。3年の実務経験が基準となっているため、未経験スタートでも働き続けることで獲得できる評価とも言えます。

この時期になるとPMOの業務にかなり慣れてきているはずです。

1年ごとにに案件を変更したと仮定すると3つの現場を経験することになります。また3年間同じ現場で働き続けたとしても、プロジェクトの各段階を経験できるはずです。一通りの経験を積んでいるとみなされることが実務経験3年で評価されるポイントと考えています。

僕はこのタイミングで今後のキャリアをより考えるようになりました。

でんちゃん
でんちゃん

4年目で実務経験の評価はされたけど、次はどんな経験を積む必要があるのかを考えないと!

要件定義・顧客折衝

単価が70万を超えてくる案件は要件定義や顧客とのお金の交渉(顧客折衝)の経験が求められる傾向があります。さらに開発経験があるとより案件探しはかなり有利になります。

より高単価な仕事を請け負うには求められる経験が増えていく。一つの現場で全てを経験できれば問題ありません。しかし、難しいのであれば意図して案件を変更していく必要があります。

僕の体験として商談の中で要件定義や顧客折衝の他にも一人でプロジェクトを回した経験を問われたことがあります。

とある商談の中で担当者からひとりでプロジェクトを回せる人材を探していると直接聞きました。僕はPMOのチームで動いてきた経験はあるものの、自分ひとりでプロジェクトを管理した経験はありません。そのため、商談結果としては見送り。

また高単価な案件になると見合った経験をしていることが条件になってきます。

商談の中や結果として相手方の要望や意向を確認できるます。商談の場を今後のキャリアを考える材料に利用することも頭の片隅に置いておいてください。

でんちゃん
でんちゃん

次のステップとしては要件定義や顧客折衝。一人でプロジェクトを回す経験が必要そう。

開発経験・英語スキル

単価が90万を超える案件についてはハイクラスの案件と呼ぶことにします。

単価90万以上の案件は英語でのやり取りや開発経験があることが前提となっているものが多いです。英語話せる方は自動的に高単価な案件を狙えます。また開発経験は一貫して有利な条件でしたが、ハイクラスなものになると必須条件になるものも多いです。

今現状、英語が話せない方は時間をかけて習得することも高単価な案件を獲得する方法の一つ。

一方で未経験からPMOになった方はこれから開発経験を積むことはかなりハードルが高いです。改めてプログラミングの勉強と実務経験を積むことになるため、英語の習得よりも時間がかかる可能性があります。

でんちゃん
でんちゃん

ハイクラスの案件を獲得するには英語の習得も必要かぁ。

僕が市場価格の調査をした際にわかったPMO案件の経験と報酬の関係性

方針案

未経験からPMOになり、4年目を迎えた僕の次のステップは『要件定義』の案件を取ること。

今後のキャリアを考えた時、必要な経験は『要件定義』『顧客折衝』『一人でプロジェクトを回す経験』の3つ。3つのどれかを経験を積みたいと考えていたところ、エージェントから要件定義に関わる案件の提案がありました。

商談の場でもで相手と会話。今後、要件定義をやっていきたいという思いがあれば問題ないと受け入れてもらえることになりました。

まずは要件定義の経験を積めることになったため、『顧客折衝』『一人でプロジェクトを回す経験』も次のステップとして考えています。次のタイミングでは2つを要望として、案件探しをしていく予定です。

PMOの経験を一つ一つ積み重ねていく事に並行して英語の勉強をしておくことも考えています。ハイクラスの案件を獲得するところを見越して今できるところから始めていくこと。まずはYou tubeの英語聞き流しを駆使して英語のリスニングに慣れることから始めます。

同じようにPMOでキャリアを積むことを考えている方の参考になれば幸いです。

でんちゃん
でんちゃん

要件定義の経験を積みながら、並行して英語の勉強をしていくことがハイクラス案件を獲得する道。

まとめ

未経験からPMO4年目になったら、『要件定義』『顧客折衝』などを経験できる案件を次のステップにすること。また英語の勉強を長い目でみて始めることも効果的です。

これから開発経験を積むよりも今の延長線上で、積み上げられるキャリを選択して高単価な案件を取れる人材になることをおすすめします。

僕自身もキャリアを積んでいる真っ最中ですが、みなさんと一緒に単価を上げていくことができればと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。