キャリアを考えるために市場価値調査のすすめ

自分自身の市場価値調査を行った経験はありますか?

単価のことを意識せず、働き続けている方に向けて市場価値を確認してみることをおすすめします。

今現在の単価が相場と比べて高いのか低いのか?また案件を変えて単価が大きく変わる可能性があるのか?を確認すること。実際に切り替えることはしなくても相場を知っておくだけでもキャリアの方針を考える材料になります。

また会社員として働いている方も個人事業主として働いた場合の報酬を確認してみてはいかがでしょうか。

でんちゃん
でんちゃん

転職や案件変更にはリスクがありますが、市場価値の調査はノーリスクです。

市場価値調査

市場価値を確認するには大きく2つ。

・案件紹介サイトで確認

・エージェントに確認

案件紹介サイトもエージェントのサイトである場合が多いですが、一つの確認方法として紹介します。現在請け負っている案件と近しい案件を探して確認することになります。しかし自分で確認しなければならないので、手間がかかります。

2つ目の方法としてエージェントに確認する方法があります。エージェントの力を借りて単価相場や案件数を調査してもらえます。エージェント側にデータがあるのでサイトに掲載されていない情報もあるのでより詳しく確認可能です。そのため、エージェントを通して市場調査をする方法をおすすめします。

でんちゃん
でんちゃん

個人的にはエージェントと直接会話して、自分の市場価値を確認する方がより精度が高いと考えています。

確認ポイント

まずは自分が受け取っている報酬を相場単価と比較すること。

今の案件と同様の案件でどのくらいの報酬を得られるかの相場を知ること。相場と比べて高いのであれば、このまま残り続けても問題ないです。一方で相場よりも下回っている場合は単価交渉または別案件への乗り換えを考えることになります。もちろん単価に不満がなければそのまま残り続ける選択肢もありです。

また単価アップを狙う上でどのような経験が強みとなるかも確認しておくこと。単価アップに必要なスキルから逆算してキャリアを考えることも可能です。今の案件では経験できないのであれば、案件切り替えの検討が必要です。

エージェントに相談することを考えている方はこちらのエージェント比較記事を参考にしてください。

でんちゃん
でんちゃん

今の報酬を相場比較。その中でより高単価な案件を取れる可能性があるのかまで確認したいです。

案件変更のタイミング

案件変更を考えるタイミングは大きく3つ。

・参画プロジェクトの終了

・単価アップおよびスキルアップ

・一身上の都合

でんちゃん
でんちゃん

一人の時よりも家族が増えたりと言ったライフイベント起きたタイミングでより市場価値を意識するようになりました。

プロジェクト終了

まずは参画していたプロジェクトが終了するケースです。プロジェクトや部署の予算の都合や、プロジェクト自体の目的を達成した場合等が該当します。プロジェクトが終了するため、自ずと次の案件を探す必要が発生。

またプロジェクトが終了しても同じ現場に入り続けて、別プロジェクトに参画することもあります。別プロジェクトや部署で予算が確保できれば、このまま残って仕事をしてほしいとなります。この時に何も交渉をしなければ、単価は上がらないので、単価アップを考えている方は注意が必要です。(エージェント側で単価交渉を進めてくれている場合もあります)

でんちゃん
でんちゃん

単価交渉は「あと5万欲しい」のように具体的な数字を提示して依頼するのがベスト。「できるだけ多く欲しい」のような曖昧な表現はお互いに不幸になりがち。

単価やスキルアップ

次に単価アップやスキルアップを求めて別案件を探すケース。より高単価の案件で働きたいまたは今の現場では経験できないことを別案件に求めるといった形です。

シンプルにより高単価な案件を探す場合はエージェント側に今より高い報酬の案件を探して貰う形。

また高単価な案件を獲得する上で、今の自分にないスキルや経歴が必要な場合もあります。そのため、必要な経験を積むことを目的に案件を切り替えることもあります。(案件によっては経験を詰める上に単価アップができるもののあります。)

後者においては次の案件というより、今後のキャリアを想定した選択で案件を選ぶイメージです。

でんちゃん
でんちゃん

今よりも高単価な案件を探す場合も具体的に「50万以上」という形で依頼するのがいいです。

曖昧な依頼は探す側としては単価のミスマッチの可能性があるので、案件が探しにくいです。

家族や自分の状況

一方で家族や自分の状況によって別案件を探すような、一身上の都合というケースもあります。

一身上の都合と一言にまとめてしまうと幅広いですが、上記2つ以外の内容を全て含んでいるイメージです。

例えば家族の介護や看病の時間を確保したい場合や子育てに当てる時間を確保する場合など。稼働を減らしながらもある程度の報酬を確保したいと言うようなこともあります。

またブログやせどり等を行っている中で、収益が大きくなってきたために活動時間をより増やしたいというケースも中にはあるかもしれません。また自分自身の健康状態の問題で稼働を減らすようなこともあります。

稼働を減らす例を上げましたが、それでも市場価値を把握していることも大事です。相場としてどのくらいの報酬が見込めるかを把握した上で案件を探すことができるため、一つの目安になります。

でんちゃん
でんちゃん

案件を変更しようとするタイミングは人それぞれ。状況に応じて案件を切り替えることもフリーランスのメリットでもあります。

市場価値調査から案件を切替えた実体験

自分自身が市場価値を確認後に案件切り替えを行った実体験についてまとめます。

市場価値の調査を行ったきっかけ

我が家は都内在住。パートナーと共働きで生活をしていますが、より高単価な案件を取りたいと思ったことがきっかけです。

共働きでも妊娠から出産、産後しばらくは僕一人で家計を支える必要がある。貯金等はありますが、極力手を付けずに生活していくには毎月入ってくるお金を増やしておきたいと考えていました。(ちなみに出産前後の費用についてまとめているサイトが有りましたので参考までに)

契約しているエージェント側に参画している案件で単価アップの交渉は可能か確認したところ、難しいとの回答。厳密には決裁者と仲良くなって直接交渉することぐらいしか方法がないと聞いていました。

また商流的にも自分が5次請けとなっていて、間に入っている会社数が多いことも要因かなと考えていました。

でんちゃん
でんちゃん

パートナーとの将来や出産、子育てまで考えると今の単価では苦しいかも。まずはお金もかからない市場価値を確認するところからやってみることにしました。

市場価値の調査結果

別のエージェントに市場調査を行ってもらった結果、相場を下回っていたわかります。

僕と同様の仕事を行っているPMOの案件単価と比較したところ、この時点で10万の開きがあることがわかりました。さらに3年の経験を積んだ場合、15万アップが見込めるとのこと。市場調査を行った時期がちょうど4年目になる直前だったので、こういった話もエージェントから聞くことができました。

想像以上に相場と自分の単価に差があったため、驚いたと同時に知らないでいることは損につながると感じました。この市場価値の調査をきっかけに案件を切り替えることを決断し、4年目に差し掛かるタイミングで案件を探し始め、報酬アップする形で案件を獲得しました。

でんちゃん
でんちゃん

未経験から個人事業主として働き始めて、最初は満足していた単価。それでも相場金額を知り、自分は市場的には価値のある人材なんだと感じました。そして同時により高単価な仕事をとってもいいんだとも思いました。

まとめ

まずは市場価値を確認することをおすすめします。費用もかからないですし、サイト登録やカウンセリングの時間も考えても合計1時間くらいです。

また案件変更を考えるタイミングは多岐にわたりますが、すべての場合のおいて自分の市場価値を把握すること。これが案件変更する上での目安ができることに繋がります。

エージェントに相談することを考えている方はこちらのエージェント比較記事を参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。