フリーランスといえばどんなイメージを持っているでしょうか。『気楽』だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は下記のような方に読んでいただきたい記事です。
・フリーランスは気楽って本当?
・フリーランスは具体的にどんなところが気楽なの?
僕自身がフリーランスとして働いている中で感じたことをもとに、気楽な部分と甘くない現実についてまとめます。これからフリーランスへの転職を考えている方の参考になればと思います。
・フリーランスは人間関係、職場環境をすぐに変えられるから気楽。
・自己責任が問われるため、甘くない現実があること。
・フリーランスは税金面やキャリア部分にも利点があること。
フリーランスとして働く中でメリットとデメリットを整理することにも繋がります。そのため、ご興味ある方は『フリーランスは不安定か』という記事にまとめていますのでご覧ください。
フリーランスは気楽か?
フリーランスは気楽な部分もあるというのか結論です。
・人間関係
・職場環境
・会社員としての雑務
嫌に慣れば案件を変えればいい。一つの案件に固執する感覚がない部分はかなり気楽だと考えています。
一緒に働くメンバーとの人間関係や職場環境についても案件を変更することで一発解決。また残業については案件を探す時点で残業がない仕事を選ぶことも可能です。
プロジェクトに参画して仕事をする場合、会社員と同じく一緒に働くメンバーを選べることは稀です。そのため、全く合わないメンバーがいたり、心底嫌いなタイプがいたりすることもあります。
人間関係も職場環境も我慢できないレベルであれば、契約更新せずに別の案件に移ればいい。
さらに会社員として業務外の雑務もないです。結果として気を遣いすぎて疲れてしまったり、気が滅入る様なことは少ないです。
人間関係や職場環境に我慢できなくなれば、すぐに別案件に乗り換えようと考えています。割り切っているからこそ、気楽なのかもしれません。
甘くない現実もある
フリーランスである限り、甘くない現実はあります。
・評価や実績
・自分の管理下にないプロジェクト予算
・スキル習得
・確定申告等の手続き
自己責任となるものが多く、なにかに頼ることが前提になっている人には抵抗があるかもしれません。
フリーランスの場合、即戦力として期待されていることが多いです。パフォーマンスが悪ければ契約更新を見送られることになるため、一定の評価や実績を出し続ける必要があります。
また契約更新については、プロジェクト予算に左右される部分大きいです。プロジェクト予算が削減されたことで契約更新が難しいととなることもあります。
スキル習得に関しては会社員のように研修制度があるわけではないので、自己学習で進める事になります。
確定申告を始めとする税金関連の手続きも必要です。自分のお金の管理にも繋がります。誰も自分の財産を守ってくれないからこそ、お金の知識を身につける必要性も高いです。
会社員と比べて自己責任となることが多いため、甘くない部分が存在します。
フリーランスにとっての利点
フリーランスにはその他にも利点があります。
・税金対策(節税)
・キャリア形成
税金関連の手続きを自分で行う必要がある代わりに、経費をつけることが可能です。そのため、毎月同じ金額を報酬として得ていたとしても、会社員とフリーランスでは使えるお金にさが生まれることが多いです。
売上に関係する支出は経費として計上できるため、家賃等も一部経費として確定申告できます。結果的に節税することに繋がり、使えるお金が増える形になります。
評価や実績、PJ予算の兼ね合い等が契約更新に影響しますが、一方で案件を変更しやすいという点もあります。
案件が変更しやすいということは、自分が経験したい仕事を優先して案件を探す場面も多くあります。エージェントと会話しながら進めることになりますが、キャリア形成はしやすいです。
メリットとデメリットは表裏一体です。デメリットを許容することで、大きなメリットを得ることもできます。
体験談
体験したことをもとに気楽だと感じた部分と甘くないと実感した部分をまとめます。
・気楽に働いているポイント
・甘くない実感した瞬間
気楽に働いているポイント
人間関係や職場環境で我慢できなくなれば、最終手段として案件を切り替えればいいと考えています。案件切り替えも約1ヶ月でスピーディに決めていくことになるので、案件獲得への不安は少ないです。
そのため、どんなに大変な時期があっても切り札があるイメージで心の平静を保てています。今のところは人間関係や職場環境に我慢の限界が来た経験はないです。
また高単価な案件への切り替えも、契約更新のタイミングに合わせて行ったこと。案件探し自体はエージェントが動いてくれるので、獲得しやすい状態があると考えていました。
自分自身の作業負担も軽く、案件内容を見て参画希望の回答と商談の場に参加することだけで話が進められることもかなり気楽でした。
定期的に契約の契約意思を確認されるので、次のアクションを取りやすい。また最終手段があるという安心感は気楽に働けている要因の一つです。
甘くない実感した瞬間
人間関係や職場環境がどんなに良かったとしても、同じ現場に居続けられなくなることはあります。実際にプロジェクトの予算が削減された場合やプロジェクト自体が終了した場合、契約終了となった経験もあります。
次の案件を探して、参画していくこと自体はエージェントの支援もあるため問題ありません。長く一つの現場に居続けたいと考えていても、プロジェクト予算という自分の管理下にない要因で契約終了になったことに対しては甘くないと感じました。
また確定申告の際も青色申告承認申請が漏れていたために65万の控除が受けられなかったことがあります。
提出が必要な書類について誰かが確認してくれるわけではありません。僕の場合は確認を怠ったことで税金のところに跳ね返ってきました。
自己責任が問われるフリーランスだからこそ、失敗を次につなげる意識がないと辛いかもしれません。
自分の管理下にないプロジェクト予算のところで契約終了になったこと。自分のミスで税金に跳ね返ってきたこと。フリーランスは穴区内と感じた瞬間です。
まとめ
フリーランスは人間関係や職場環境に嫌気が差したら、案件を変えることですぐに解消できます。思い悩むくらいであれば、切換えてしまおうと割り切っているだけでもかなり気楽に働けます。
一方で自分の管理下にないところで契約終了になるリスク。さらには評価や実績、スキル習得等の自己責任となる部分が多く、甘くないと感じる部分もあります。
メリットとデメリットは一長一短。デメリットを許容して、最大限メリットを大きくしていくという考え方も必要だと考えています。
フリーランスになることを考えている方はエージェント比較記事を参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。