フリーランスは厳しいと思いこんでいる方いませんか?
『フリーランスになったらやっていけるのか?』『フリーランスは厳しいからなるのはやめておこう』
フリーランスになること対してマイナスイメージを解消することをゴールに記事をまとめます。
フリーランスには確かにデメリットとなる部分もあります。しかし一般的に考えられているイメージと現実は違い、人によっては快適な働き方の一つです。
思っていたほど、厳しい世界ではないというのが僕の体感です。
目次
フリーランスが厳しいとされる理由
フリーランスが厳しいとされるポイントを大きく5つをあげます。
・案件獲得のハードルが高い
・交渉のハードルが高い
・休みがない
・収入が不安定
・スキルアップが大変
連動するものもありますが、切り分けてまとめることとします。
最初、フリーランスは自営業でお店をやっていている人達とイコールでした。
休みなく、収入は不安定でいつもそろばんを叩いているイメージ。
①案件獲得
一般的に自分で営業活動すると考えられています。
自分で案件自体を探す場合。また紹介で案件発生する場合もありますが、どちらにしろ自分自身が営業活動を行う前提。
営業活動をしたことがない人にとっては、自分で案件を獲得する一覧の流れに不安を持つことが多いです。フリーランスとして飯を食っていく以上、案件獲得が死活問題。そのため、ハードルが高いと考えられる要因の一つです。
自分で営業する場合、つてがないとお客さんをゼロから探すことになるので結構大変。
②交渉
営業活動と重なる部分もありますが、単価交渉などの交渉事もハードルになっています。
単価や条件等、先方と自分のメリットを考えて落とし所を話していく。営業職として働いていない限りはなかなか経験している方は少ないです。
交渉がうまく行かなければ、相手の要望を受け入れるだけで自分側のメリットを出せないこともあります。仕事に見合った報酬が獲得できなければ、自分の首がしまっていきます。仕事量と報酬はバランスは大事な要素です。
そのため、案件獲得と同じくらい重要なポイントです。
交渉ってあんまりしたことないし、どこまで強く言っていいものかと考えがち。
③収入が不安定
フリーランスは収入が不安定だと、多くの人が考えています。
大きく理由は2つ。案件がなくなれば収入が途切れてしまうこと。また案件の単価や獲得数によって収入の上下が激しいと考えられています。
案件獲得も仕事の一環なので、営業活動しながら仕事をこなすことになります。そのため、営業と作業の両方がしっかり回っていることが収入を安定させるポイントになります。
自分一人であれば、不安定でも生きていけると思います。一方で養う家族がいる場合、不安定さはかなりハードルを上げる要因。
先月は稼げたけど、今月は全く仕事がない。不安定な収入の中で生活できるかと考えてしまいますよね。
④休みがない
フリーランスは休みがないというイメージも強いです。
一般的には休みを取る余裕がなく働く必要があるイメージ。売上を確保するために世の中が休日だろうが関係なく働かないと食っていけないという印象もあるかもしれません。
休日だとしても働く必要のあるフリーランスになると、家族や友達との休みが合わなくなる。特に子供がいる場合、休みが合わなくなることに対してより抵抗がある方もいると思います。
土日は休みじゃないし、かといって平日も休めない。というように休みが取れないかもしれないという不安もあるかもしれません。
⑤スキルアップが大変
スキル向上をするためには自分で学習を進める必要があります。
会社員でいる限りは、研修等を会社が用意してくれていたりします。また資格取得についても仕事上、必須のものは入社後のプログラムに組み込まれている可能性も高いです。
一方でフリーランスの場合は基本的に研修制度はありません。スキルアップのために自分で研修を受講したらり、参考書を購入して学習することになります。
フリーランスになると会社の支援がないので、自分でスキルアップ進める必要があること。一方でスキルを持っている前提で仕事を請け負うため、フリーランスは厳しいと考えられていそうです。
会社員として働いているときには体験していないことばかり。世間の話を聞いてもフリーランスは厳しいと言われているし、厳しいものと思い込んでいました。
厳しい理由の解決策
厳しいとされている理由を5つまとめましたが、それらに対する解決策をまとめます。僕自身、実際にフリーランスになった経験を含めて、導き出した解決策は大きく3つ。IT分野のフリーランスの場合でまとめますので、該当しない方もいるかも知れませんが、ご了承ください。
・案件獲得と交渉はエージェントを利用
・休みと一定収入は契約内容を確認
・スキルアップもエージェントへ相談
シンプルにエージェントをフル活用することが解決策です。
案件獲得と交渉はエージェントを利用
案件獲得と各種交渉はエージェントを利用することで解決します。
もちろんフリーランスとして何を扱っているかというところにも影響してきます。基本的にIT業界の仕事であれば、エージェントが営業活動を行って案件を探してくれます。
案件獲得後の交渉事についてもエージェントが行ってくれます。自分自身がやることと言えば、希望をエージェントに伝えるだけです。
また案件を途切れさせたくないのであれば、複数エージェントに並行して動いてもらうことでリスクヘッジできます。商談の場は自分自身が出ていく必要がありますが、営業活動をアウトソーシングすることで負担を軽減可能です。さらにエージェントは案件獲得の専門家でもあるため、仕事を取りやすくするためのノウハウも持っています。
エージェントを利用することで、営業活動や交渉に取られる時間が大幅に減る上に、案件獲得の確率も上げられるのでメリットが多い
IT業界に限らず、事務や営業といった方のフリーランス案件も世の中には存在します。事務や營業の案件についてもエージェントが持っていることが多いです。(レバテックやmidworksはエンジニア向けのエージェントなので案件取り扱いがありません)
その他の仕事の場合、知り合いの紹介や自分での営業活動が必要になります。カメラマンやデザイナー、ライターのような仕事はIndeedにも掲載があるようです。
休みと一定収入は契約内容を確認
休みと収入については契約内容次第で確保できます。
IT分野の場合、会社のプロジェクトに参加して仕事をすることが多いため、基本的に土日休みが確保されまます。また3ヶ月更新の契約では基本的に毎月の単価が確定するため、月ごとの変動はありません。
仕事上、基本土日休みだとしても、繁忙期に休日対応が入る可能性はあります。しかし、休みがずれてしまうということは契約内容次第で、解消します。
また更新時に交渉して単価アップすることはあっても、ダウンすることはほとんど無いです。そのため、契約時に確定した単価については基本的に固定されます。案件変更をしたとしても、得ていた単価をベースに探すことになるため、案件変更で単価が落ちることもほどんどありません。
IT分野であれば、契約内容に則って固定の休みと一定収入を確保できます。
すべてのフリーランスが土日休み、一定収入というわけではありません。
例えばカメラマンの場合、はウエディングフォトの撮影の案件があったりします。この場合、写真を取りたい方(お客様)が土日休みを利用する場合が多いため、自ずと土日に仕事をする事になります。
スキルアップもエージェントへの相談
スキルアップについてもエージェントに相談することをおすすめします。
まずエージェントによっては研修や学習支援プログラムを持っている場合があります。エージェントを利用して案件獲得した方に限りますが、会社員の福利厚生のようにエージェントを利用することが可能です。
またエージェント側に今後どんなスキルを身に着けていきたいか伝えておくと、それに沿った案件を探してくれます。そのため実務経験を通してスキルアップをしていくことも可能です。
さらにエージェント側には案件データがあるため、どんなスキルを伸ばすと有利になるかも相談することが可能です。
スキルアップに関してもエージェントの力を借りた方が良い。
エージェント利用はフリーランスにとって大きな力となります。
フリーランスの場合、プロジェクトに参画していればスキルが身についていくというところはありません。最低限の自己学習は必要となります。
会社員すべてが流れるままにスキルアップしているわけではないと思いますが、フリーランスにはそのような甘さはありません。会社が守ってくれるわけではないので、あくまで自分個人が責任を持って選択と行動をしていく必要があります。
フリーランスになった体験談
未経験からPMOのフリーランスになった体験談もまとめておきます。
IT営業だったところから、中小のエージェントの力を借りて、PMOに転身しました。その時の契約内容をざっくりまとめたものが下記です。
ざっくり契約内容
・単価:50万
・稼働時間:150〜190h
・週5稼働(土日休み)
毎月最低でも150時間の稼働をすれば、50万を得られるといった業務委託契約です。そのため、契約がつづく限り50万が入り続ける形となっているため、報酬は安定していました。
また企業の勤務体系に沿って働くため、基本的に平日稼働し、土日は休みという形。さらに最低勤務時間が150hなので、平日の稼働で調整さえすれば、自由に休むことも可能です。
◆稼働例
最低稼働時間:150h
20日(営業日)× 8h(勤務時間)= 160h
160h – 150h = 10h
10h ÷ 8h = 1.25d
※約1日は休みをとっても、最低稼働時間を契約上問題ない。
さらに案件変更時も要望のみをエージェントに伝えて、稼働してもらいました。そのため、商談のみ参加する形で契約を取る形。単価交渉も含めてエージェント側で行ってくれたので、自分自身の作業はかなり少ない。
定期的にエージェントと今後のキャリア方針を話していたため、紹介される案件も経験を積めるものばかり。
エージェントを利用することで、日々の仕事に注力できる環境を作ることができています。
エージェント利用で快適にフリーランスとして働くことができています。
フリーランスに向いていない人もいる
ここまでフリーランスが難しいとされている理由とその解決策についてまとめてきましたが、それでもフリーランスに向いていない方はいます。
・会社員生活で不満がない人
・会社が安心安定だと思える人
・会社のブランドを使いたい人
・会社の中で役職をつかみ取りたい人
etc.
会社員として働くことは悪いことではありませんし、好みの問題にもなります。不満がなく、安心安全を感じている方はそのまま会社員として働くことをおすすめします。また会社のブランド力を使いたい方や役職をつかみ取りたい方もフリーランスはおすすめしません。
また今所属する会社の中で働き続ける方がより高収入を狙えるのであれば、なおさらフリーランスに転職する必要はないです。
もちろんフリーランスとして働くことで得られる自由もありますが、すべての人が当てはまるものではないと考えてます。
わからない方はフリーランスになって自分が向いているかを試してみることも検討してみてはいかがでしょうか。体験することで自分がどんな働き方がいいのかを知るきっかけにもなると思います。
フリーランスはすべての人に向いている働き方ではないです。興味関心や検討をシている方が参考にしてもらえると嬉しいです。
まとめ
フリーランスは世の中の人が考えているほど、厳しい世界ではないです。
もちろん会社員と比べて要求されるものが変わり、厳しいと感じる部分がある可能性はあります。しかし、それぞれ解決策もあるため、有効活用すれば軽減できます。
フリーランスとして働く上ではエージェントを利用することを強くおすすめします。エージェントの利用を考えている方はコチラの記事を参考にしていただければ嬉しいです。
最後までお読みいただければありがとうございました。